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2017年3月12日 (日)

「#ラノベの仕事したい」 持込みオフライン交流会 第3回 3回目は大盛況!

ラノベのお仕事をしたいイラストレータや小説家、もしくはその卵たち、更には実際にその仕事に携わっている現役編集者たちが集うイベント。
3月4日、約半年ぶりに第3回がいつもの通り秋葉原のAKIBA POP DOJO で開催された。
第1・2回に続いて、筆者もラノベ作家志望でないにもかかわらず会場に潜伏し様子を探ったので、その様子をお伝えしてみよう。
(第2回目の様子はこちらから)

 

今回は、1回目と2回目の反省を十分に生かした構成になっていた。
第1回目で見られたトークショーを第1部に持ってきて、メインとなる編集者も交えた交流会を2部に持ってきたのである。こうして明確に切り離すことにより、トークショーをしっかりと聴ける、もしくは聴かなくてもいい構成に切り替えることによりずいぶんとすっきりとした印象になった。
(第1回目はトークショーと交流会が同時開催でトークショーが聴かれていない事態に、第2回ではトークショーそのものがなくなる事態に)

 

2017030402

〇1部セミナー
登壇者
難破江氏 (講談社ラノベ文庫)
鈴木氏 (ラノベニュースオンライン)
トークテーマ 『ラノベの仕事したい』

第1部は、現役ベテランラノベ編集者がラノベの仕事そのモノがどのように進行されて出来上がっているのかを語った。
夢と現実が入り混じるトークである。
難破江氏の角川に入ってからこれまでの経歴から始まったのだが、ちょっとここでは書けないような話まで飛び出して、意外にも会場からは笑いも漏れて決してシビアな空気が支配する時間はならなかったのが印象的であった。

書ける内容で主な点は以下の通り
〇印税などの金にまつわる話
 →印税率からWebやノベライズで率が違うなどの話。
・収入低い
 →売れっ子にならない限りは作家の収入だけでは生活できない
 →様々な作家が兼業している(兼業してきた)

〇新人賞の話
・新人賞の傾向。主に送られてきた作品でダメな傾向など
 →送られてくる作品の半分が『異世界転生モノ』
  →賞をとっても本になるのは執筆してから2年後になるかもしれない。
    これからの流行を読まなくては
    →作品に盛り込まれる興味が年々『食事』など身の回りの出来事に近づいてきている。
・『作家になりたい』という人は、作家になるだけで満足して終わってしまう。
 →つまり、継続していい作品を書ける人というのは、作家になることが目的でなく、面白い作品を書き続けることが目的。
・読み手を意識しているか問題
 →読者層(10代・20代の若者)を意識できた文章になっているか。
 →出だしだけでも、舞台は学校にするなど読者がすんなり物語に入っていけるように寄せる必要はある。
 →読者の読解力は落ちている問題
  →読者の想像力を超える作品はNG

〇イラストレータ
・ラノベは最初にイラストありき
 →新刊は毎月約150冊(女性もの含めれば200冊)出る。その中で売れてるシリーズ以外手にしてもらえるのは至難。
  →だからこそ、表紙でまず目を惹く必要がある。
・お金の話
 →表紙絵〇〇万円 カラー口絵〇〇万円 モノクロイラスト〇〇万円 など
 →揉めることがシバシバあるので、金額の話は最初にすべき。
 →買い取りや印税などは会社によってバラバラ。
・著作権は小説を書いた作者にある。
 →イラストは、その作品の2次創作的位置付け
 →だから、イラスト集などで使う場合は作者にお伺いを立てておくのが無難
・イラストで多少のウソもあり
 →絵的に映えるので作品中に触れられていないアイテムをキャラにつけるのもあり(オーフェンがそれ)
  →イラストレーター側から提案するのもあり

 

以上が主な内容。
細かい数字なども出ていたが、それはイベント参加者の特典ということで。
他にも声優と結婚できるかどうか問題などの話が出ていた。
(声優とは無理! アニメ化などの時に面倒になるので)
基本、小説に関してはやや初心者に向けた印象。
デビューしている人はもちろん、わりかし経験があったりある程度調べている人なら知っているだろう内容であった。
だが、その合間合間に入る実エピソードなどが興味深く、聴きごたえは十分であった。
なにより、話し方が軽快なのがよかったのだろう。

最後に、

電話には出ろ!

 

第2部 交流会

1時間の間があいて、メインである交流会が開かれた。
筆者は、ここで過去2回と同じくイラストレーターのワトウ氏と合流して若干遅れて参加した。
(ワトウ氏のイラストはここここから)

2017030401_2

会場に入れば、既に多くの参加者で賑わっていた。
その様子でこのイベントがいかに多くのイラストレーターや小説家(志望者も含む)から渇望されていたかが窺える。
その参加者たちの熱意からか、会場はかなり熱気に満ちていた。

交流会と言っても、のんびりとお互いにお茶でも飲みながらそれぞれの活動を話し合うわけではない。
前回はその雰囲気がやや漂っていたものの、今回は参加者にそんなゆるい空気は許されなかったようだ。
なぜなら、前回とは違いラノベレーベルからの刺客である編集者たちが過去最多の参加数に達したのだから。

モーニングスターブックス
マックガーデンノベルズ
一二三書房
角川スニーカー文庫
アース・スターノベル
ファミ通文庫
トライデントワークス
共幻社

これらの出版社が秋葉原の地に集合したのだ。
恐らく、このイベントの過去2回の様子も伝わっているかと思われる。
つまり、集まる人たちが素人レベルでないことは分かっているのだろう。
だからこそ、編集側の人間もその熱意に応えたのかもしれない。
実際、参加したイラストレーターの作品を見ると一定の水準以上の作品ばかり見受けられた。既にある程度の商業活動を得ている人も結構参加している。
(前回は有名レーベルでデビュー済みのラノベ作家もいた)

会場では、所狭しと長い列が幾本も形成され、皆が小説の企画書やイラストの見本を見せながら熱く編集者に説明する場面が見られた。
中でもおもしろかったのが共幻社さん。
参加者の企画書を5段階評価する内容。唯一出版社側から出された工夫でもある。
さすが全3回皆勤賞。やる気が違う。

筆者は、件の通りにラノベ志望ではなく今回は第3者的立場であったものの、流れで他の参加者の持ち込みをすぐ脇から窺うチャンスに恵まれた。
イラストを見せながら、自分がどのような作品を描いているか。どのような仕事をしてきたか。現状どのようなものかを説き、編集に意見をうかがう形になっていた。残念ながら、筆者が接した出版社の人間は編集部ではなく営業の人間だったようで、その場で直接的な意見が述べられないとのこと。他の編集者では、おそらくそこでその会社ではどのようなスタイルで仕事を進めなにを作者側に求めているかの説明がなされていたと推測する。
しかし、直接的な決断はもちろんどの編集者もできはしないだろう。
恐らくだが、どの編集者も今回得られた多くの優良な作品群や情報を会社に持ち帰り、会議にかけたと思われる。

今回の参加者は編集者も含め100名近く集まった。恐らくは、編集者が一目置いた存在もいたであろう。
近々、このイベントから仕事を得る者が現れるかもしれない。
筆者は、今回のイベントの熱気を肌で感じその可能性を大きく感じ取った。

過去2回は最後の方にはほぼ編集者とのやり取りも落ち着いて参加者同士でのそれこそ交流会らしい空気になっていたが、今回は最後の最後まで編集者への列が途切れず、空気感が違うのがそこからでもうかがい知れた。
これは、本当に誰かが仕事を得そうな気がしてならない。
どうやら、第4回も7月か9月に行われるらしい。
この勢いをイベント主催者とともに更に活かし、より熱いイベントにしつつ仕事を得る人を増やしていってくれると面白い。
今後のイベントや参加者たちの活動に注目である。

 

2017030403

おまけ 今回も会場の真ん中にはお菓子が用意されていた
が、すぐ脇で編集者と参加者が真剣な話をしていたので減りは鈍かった。

2016年9月11日 (日)

「#ラノベの仕事したい」持ち込みオフライン交流会 ~第2回~ を覗いてきた

「#ラノベの仕事したい」持ち込みオフライン交流会 ~第2回~

というイベント開催情報を掴んだので、去年の記事で紹介したワトウ氏と一緒に参加してみた。
このイベント、第2回目なのだが、実は筆者は第1回目もワトウ氏とともに参加していた。
その時の比較も合わせて、例によってTwitterの感想ツイートと一緒に軽くイベント内容を振り返ってみたい。
今後、ラノベの仕事がしたいと目論んでいて尚且つこのイベントに興味を持った人に届けば幸いである。

Akibapop20160910_1jpg_large
始めに、イベントの流れを軽く触れておこう。
イベントはほぼ自由スタイルである。
参加者はそれぞれに『物書き』『イラストレーター』『編集・その他』と振り分けられ、それぞれに青・赤・黄の色分けされた紐がついた名札(名刺)を首からぶら下げて会場にたたずむ格好になる。
つまり、その色でその人がどの立場にあるかを軽く見分ける形になる。
イベントが始まれば、みんなその色から判断してそれぞれに目的の人へ話しかける。
といっても、もちろん編集の人間がターゲットになるわけで。
つまり、物書きやイラストレーターは黄色い紐を下げた編集を見つけ出して話しかけ、それぞれの作品をその場で提示して交渉する形になる。
話が進むようならば、個別のスペースや部屋も用意されていて、そこでじっくりと話し合う。
交渉といっても、もちろんここでいきなり具体的ビジネスな話に発展しているわけではない。自分は交渉の席に座ったわけではないのだが、恐らくその会社(レーベル)が求めている作風とは、仕事の流れはどのようなものか、などの説明に終わっているのだろう。もちろん、作品への意見を貰っている人もいるだろうが。
第三者目線で印象を書くにすぎないのだが、お互いが(特に編集側が)手探り状態に見えた。

当然、編集の人間もそれほど多くないので、待ち状態の人が多く生まれる。そういう人たちはそれぞれに何となく話し掛けあいながらそれぞれの事情を伺い合う。

Akibapop20160910_2jpg_large

会場の真ん中には、写真のような駄菓子が置かれていて自由に食べらる。

第2回目の特徴として、別室にて新進気鋭のレーベルが個別に企画の説明会を開くこともあった。
筆者は参加しなかったのだが、こういう流れはこの企画全体を特徴づけるものとしては興味深い。
そのレーベルのイベントに対する本気度もうかがえるというものである。
(正直、1回目は編集側のやる気は疑われるレベルの印象)

流れを軽くまとめると

・主宰からの挨拶‐説明
・ホワイトボードに参加者は名刺を貼る
 →机にはそれぞれの作品サンプルを置く(閲覧自由)
・紐の色を見分けて編集への交渉と参加者同士の交流開始
・編集との話が進めば別室で交渉
・編集側の全体説明会開始
・お菓子食べてジュース飲みながら談笑
・閉めの挨拶

これに加えて、希望者にはスクリーンに自分の作品を映しながらアピールすることもできた。
前回あった、ライターなどのトークショーは完全に省略。

以下、筆者ツイートから

〇 今日のイベント、正直書いてしまうと出版社側の参加が少なくやや物足りない印象があった。 自分の立ち位置的には第三者なので多かろうが少なかろうが関係ないのだが、仕事狙っている人には消化不良な部分もあったのではなかろうか。

〇 ただ、交流会という側面から覗いてみると面白い。 小説側からしても文フリには参加しないような人が多めで、そういう人たちの感覚や傾向が窺い知れた。(特になろうなどのWeb中心にやっている人たち) Web中心だと普段直に交流することが少なくなるので、こういう場は貴重とも捉えられる。

〇 今回から現れたのは、出版側の個別説明会。 ゲームブック関係の人が別室に興味ある人を集めて企画の説明をしていた。 ただ、自分は参加しなかったので詳細は書けない。

〇 個人的な要求は、後半ゆるくなった時間には椅子を持ち出して欲しい。 何時間も立っているのは辛い。

〇 次回、1月後半か2月にあるそうなので、興味がある人はどうぞ。 仕事に結びつくかは不明だけど、交流という意味でもおもしろい企画です。

〇 あと、 交流会 としての要求としては予め個々人のプロフィールが簡単にでも分かるようにしてくれれば。 一覧表が出ていれば後にも先にも便利。

〇 という話を、スタッフの岩上さんに話せばよかったか。

Akibapop20160910_jpg_large

総評
前回のイベントでは、ファミ通文庫などのレーベルも参加していたものの、今回は有名どこはほぼなし。全体的にも編集として参加している人が少なく、本気で仕事探していた人には物足りなかったのではなかろうか。
その代り、立ち上がったばかりの出版社から何人か参加していて、その方々は逆に本気度をうかがい知れた。立ち上がったばかりという点が気になるものの、本気度では1回目で消え去った編集とはまず間違いなく違うだろう。個別に説明会を開いていたのはこの方達だ。
出版社がうまく軌道に乗れば、このイベントから仕事に結び付けられる人も出てくるのではなかろうか。そういう意味でも、この出版社自体にも注目してみたい。

個人的には、いわゆる なろう系 の人たちを中心としたWeb系の物書きが多く参加しているのが印象的であった。文学フリマでもWebで発表している人は多いが、やはり主戦場は同人誌の人たちだ。そうではなく、Webのみでの活動をしている人たちと触れ合えたのは興味深い。まあ、だからといって特別何かが変わるわけでもないのだが。
新人書を受賞しているような作家も普通に混じっていたのも面白い。
デビュー済みの人とも交流できるという意味では<交流会>としての意義はあるのではないだろうか。
今回は、前回からの反省からか<交流会>という意味合いを強めていた印象はある。
聴いている人が少なかったトークショーを完全に省き、時間もやや短縮。
(前回は、編集側と交渉している間にトークショーが開催されていて、参加者はトークショーどころではなかった)
その代りに、交流会後はアフターも用意していた。(筆者参加せず)
そこで酒を交えながらより深い話をできた人もいるはずである。
どこにイベントの中心的要素を見出すかは重要である。
ただし、<交流会>を望んできている人がどれほどいたかは不明。
やはり、編集側との交渉を望んでいる人は多くいたはずであるから、次回はもっと編集側の人間の参加が望まれる。

あとは、このような交渉ごとに慣れていない人も多いと推測される。
誰か、事前に基本的心構えというか、流れや準備しておいた方がいいアイテムやセールストークなどをレクチャーしてくれればありがたいのではないだろうか。
経験者、フォーマット作成を望む。

営業経験者なら、スクリーンにパワポで作ったプレゼン資料風の映像を流しながらアピールしてもいいかもね。自分のイラストを採用することにより、御社にはこれだけの利益をもたらす、みたいな。
もしくは、その代役を誰かに依頼してみるとか。

長くなりそうなので、この辺で閉めよう。
他の参加者も、気が付いた点や要望は主宰者へアピールしておいた方がいい。
第3回もあるのだから、改善点として考慮されるかもしれない。
主宰の岩上さんも生もの声が貴重だという意味合いの言葉をおっしゃってたので。

2005年11月 5日 (土)

滅びのマヤウェル

今更ながら、SD小説新人賞の受賞作品で唯一評価していなかった作品に気づいてみたり。忘れていた訳じゃないよ……ただ、読んでいなかっただけ

滅びのマヤウェル
同じ大賞の司書がストーリーで攻めてくるならば、これはキャラクターで攻めてきた印象。謎溢れる天真爛漫な少女の登場で、一人の性別を偽る高校生の生活が乱れていく様を描いている。まあ、いわゆるコメディー小説だな。はちゃめちゃな展開を比較的大人しい主人公の一人称視点で描かれていく。主人公と、ヒロインがよく練られたキャラ像であり、そこが面白くさせる要素か。ヒロインの真綾がまさに物語りの波乱を巻き起こすべく徹底したはちゃめちゃな様なので、満足感すら感じられた。その辺は、俺もよく楽しめた。
ただ、クラスメイトのキャラ像はインパクト弱めか。じっくりと描いていけば面白くなるだろうに、既に出ることが決まっている続編に期待する。

仮面という要素も、話を興味深くするのにしっかりと役立ててあった。

気になるのは、細かい所で疑問に感じる箇所が目立つ。少しご都合主義じゃないかと感じる場面もあるし、もっと細かく描いて欲しかったと思える要素(主人公の性別に関して)もある。細かい所までも丁寧に描けられるようになれば、この作者も大化けするに違いない。

こうして受賞3作品を読んでみると、今年のSDはいかに豊作だったかがわかる。3人とも安定した力量を備え、将来的にエースにまで上り詰められる可能性が充分にあるだろう。特にヤマウェルは人気シリーズになるのではないか。そう思わずにはいられない。これを機に、SDというレーベル事態が飛躍することを望む。

2005年10月30日 (日)

電撃文庫まつりin秋葉原

行ってきたよん、秋葉原エンタまつり。
いや~、アキバもかなり変わったね。一年以上行かない間にすっかりと変貌した。駅前広場なんて、もう秋葉原じゃないよ。なんですか、ありゃ?! あの一画だけ空気違うじゃん。なんか、普通のオフィス群の一画に迷い込んだみたい。変わるもんだね。
まあ、通りに出れば今までの空気全開だったんだけど。でも、アイドル気分のおなごが催す路上ライブなんて始めて見た。なんか、何人かロリータファッションも見掛けたし。メイドの格好でビラ配っていた人達は短期で雇われたんだろうな。人口40万の地方都市に住んでたら見られない光景なだけによけい異質に感じられた。あそこは魔空空間ですか?! 俺が迷い込んじゃいけない場所ですか?! 
でも、中央口に出ればまた空気が違うし。親子連れも多々見受けられた。アキバは、もううちのブログ以上に雑多な都市なんだね。数年後はどこまで変貌しているのやら……。

さて、ここからは肝心の電撃文庫まつりに関してだ。秋葉原なんてこの際忘れちまえ!
14時少し前に着くと、すでに整列が始まった状態。整理番号が200以内だとあっさりと建物(ダイビル)内に入れた。ちらりと客層を確かめながら列に並ぶ。むむむ……なんか年齢層が高めな気が……。来る前は、俺が平均年齢を高めるかと心配したけど、気苦労だった感じ。むしろラノベ読者中心であるはずの十代が少なめ。ちゅーか、半分もいない様子。見た目から判断するに、もう20代後半以上に突入しているような人達ばかり。ちょっと……いや、かなり意外。ちなみに、男女比は大体半々。基本的に、みんな地味(服装というか、顔がね)。俺も含めてだけど。

会場内は、大体学校の体育館を3分の2にした感じの広さ。そこにずらりと椅子が並べられ、前にはステージ。後にはカメラとプロジェクター。ステージ上には巨大なスクリーンにテーブルと椅子。両サイドには、鉄パイプが組み上げられ、そこにエンタまつりの猿が描かれた幕が貼られてあった。時間前には、ゆったりとした曲調のギターが流れていたので眠くな……ZZZ

時間になると、司会者であるせーちゃんこと森田成一と作家のおかゆまさき登場。よく知らぬが、2人には師弟関係が生まれているみたい。森田氏の厳しいツッコミが何度も見られた。

まず第1の作家は、時雨沢恵一氏。基本的なイベント内容は、各作家の作品紹介とアニメ、もしくはゲームなどの紹介。ようはプロモーションのためのイベント。時雨沢氏は、もちろん「キノの旅」の紹介。最新刊の紹介から、12月に発売になるゲームの話。最新刊のあとがきについても触れていた。なんでも、普通に書かれているようで実は秘密があるらしい。気づかなかった人は再チェック!
ゲストには前田愛も登場! アイドルだけど、意外とクール。4人でゲームのプロモーション映像を観る。
時雨沢氏は少し大人しい印象。その上、マイクを離して話すから若干聞きにくい。時雨沢氏だけじゃなく、全体的に作家陣は地味な印象を受けた。やはり、そこは作家なのかな?

2番手は、「灼眼のシャナ」の高橋弥七郎氏といとうのいぢ氏。登場してきて始めて知ったのだが、いとうのいぢって女性だったのね。少々丸い女性だったよ。ビックリした。高橋氏は、相変わらず全体を黒でまとめたスタイル。ヒットマンかよ!? 
ゲストに、シャナの声を担当している声優の釘宮理恵登場。声優登場で会場が盛り上がるかと思ったけど、意外とそうでもなかった。
内容は、現在放送中のシャナのアニメを中心にコミックスやらゲームの紹介。ゲームのCMも流れた。高橋氏も少々大人しいしゃべり方。関西出身ならもう少し明るめにいけないのかな? それは関西人に対する偏見か?!

3番手は、一気に3人の作家登場。
橋本紡・ハセガワケイスケ・有沢まみず。
一度登場したあとに、ブラジルスタイル(サッカー 単に手を繋いでいるだけ)で再入場。短い距離なんだからわかりにくいって。
ゲストはなし。ただ、半分の月がのぼる空で堀江由衣が出るらしく、ビデオ出演していた。なんか、新ユニット組んだんでしょ。よく知らんけど。
基本は他の二人の時と同じ。プロモーション映像。ただ、作家陣には話が伝わっていないらしく、みんなあの場で発売日などの詳細を知った様子。そんなもんなんだね。
ハセガワケイスケは、他の作家とは違って今風だったかな。明るい緑のマフラー巻いてたけど。なんか、おかゆちゃんとも仲がいいらしい。同世代だからなのかな。おかゆちゃん家でシチュー食べたりしているんだって。
有沢氏の印象は……ふ……つう……だね。

最後に、司会だったおかゆちゃん登場。
そして、ゲストに千葉妙子。千葉ちゃん登場とともに、会場がやや沸き立つ。声援なんかも飛んでいた。なんで?! 釘宮理恵と千葉紗子ってファン層かぶってないんだ。
おかゆちゃん、千葉ちゃんにもなんか馬鹿にされている感じ。もうそれがキャラという領域を越えているような……。
おかゆちゃんの時だけは、ようやくイベントらしい盛り上がりを見せていた。3人とも明るいキャラだから、トークも弾む。最後の最後でいい空気が作られた。

イベント終了間際。抽選会。作家陣が再び会場に現れて抽選の紙を引く。当たると、作家陣全員と森田氏のサインが入った色紙をプレゼント。
……はずれたけど。
でも、退場時に全員にプレゼントが。なんと、エスカリボルクが!! ビニール製のね。息を吹き込んで膨らますやつ。

以上が、イベントの様子でした。なんだか、メディアワークスの勢いが目立つイベントだった。こんだけアニメ化・ゲーム化ラッシュだなんて。ただ、これが見せかけの勢いでなければいいけど。実際の売上で見るならば、見た目の勢いほどではないのかもしれないし。一部のファンだけが勝手に盛り上がっているようじゃラノベの未来はないよ。客層の年齢が高かったのが危うさを示唆しているかもしれない。一部のマニア受けを象徴しているようにも感じられるし。さてさて、数年後の秋葉原だけでなく、数年後のラノベ界はどうなっているのかな??

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2005年10月17日 (月)

影≒光 シャドウ・ライト

影≒光 シャドウ・ライト

久しぶりの、ラノベ紹介。最近、プレーオフか派遣バイトの話しかしてなかったからね。この本もとっくに読み終わっていたのだけど、なかなか書く間がなかったので。プレーオフ決着間際に強引に割り込ませてみたり。

この本は、SD小説新人賞佳作受賞作品。大賞は逃しているんです。
ポイントとしては、『少年マンガ的なノリ』でしょうか。平たく表現すると『能力モノ』ですね。もっと書くと、陰陽師+精霊。とにかく、まさにラノベの象徴的な漫画的展開(大会は開かれないけどね)ですよ。
主人公は双子の姉弟であり、二人の家は古くから代々伝わる陰陽師の家系。姉は優れた素質を持ち父親から一目を置かれ、逆に弟は全く素質がなく父親からも見捨てられた状態。そこにコンプレックスを抱いていた弟は、ある日精霊を使役する男と出会いその男の指導を求め、家出同然でイギリス(といってもイングランドなのかスコットランドなのか明確な場所は不明)へと旅立つ。1年4ヶ月後に再び日本に戻ってきた弟は、憎き父親に決闘を挑み……みたいな展開。
正直、かなり既視感を覚える。色々なマンガやアニメを観てきた人には物足りなさ全開だろうか。主人公の親友が大変な目に合いその恨みを果たそうとするのだが、その過程で良心に訴えかけるような展開になり……こんな場面もあるけど、俺としてはもううんざり。感動させようとしているのだろうが、逆に萎える。
ただ、それら既視感を除いて考慮すると、きっちりと組み立てられていて面白味はある。佳作受賞だけにヘタではない。なので、とりあえずはラストまで放り投げることなく読めた。まだ純粋に週刊少年マンガを楽しめている人達には好印象を与えるだろう。まだラノベ初心者。アクション系が好きな十代。などの人は是非どうぞ。
最後に、双子で髪型以外はそっくりだというわりには、イラストでは全然似ていないのは触れちゃいけない要素なのかな?

2005年10月 1日 (土)

戦う司書と恋する爆弾

今日で10月。なので、先月のアフィリエイトの成果を。そう、思い出して下さい。我がブログはアフィリエイトも兼ねている事を。全然それっぽくないけど。本くらいしか商品紹介してないし。で、成果は……

です。

まあ、当然の結果といえば当然ですが。そもそもアクセス数が大した事ないし。分母自体が少ないようじゃ、分子が上がる訳もないし。第一、文庫なんてアフィリエイトに向いてない商品だし。いい加減、売れる商品を紹介しないと。

そういえば、ネット徘徊しているとガン種について色々と意見が飛び交ってるね。あんだけ意見が吹き出ていると、俺は触れる必要もないね。大体一緒の意見だし。一言書くと、投げっぱなしジャーマンはまずいだろ。これだけかな。でも、ガンダムブランドがいかに注目を浴びるかがよくわかる現象でもあるよね。あれ、ガンダムと付かなければ駄作として一蹴されていただろうし。こんだけ批判喰った作品も珍しいよ。良くも悪くも、ガンダムということか。こうなると、まだガンダムなんたら製作されるな。バンダイやらソニーやら金が動く所が見逃すはずがない。こうして世に駄作が送り出されていくんだね。せめて、実力もない身内を起用するのだけは……。

さて、今日は戦う司書と恋する爆弾を読み終えた。ので、批評。
これは、SD小説新人賞大賞受賞作品である。なので、かなり期待して読んだのだが……アタリだ! なかなか読み応えある作品であった。SDは、色々な書評を読んでいるとどうも爆弾が多々仕掛けられているようで恐いレーベルでもあるようだ。ただ、これは爆弾ではない。恋する爆弾ではあるが爆弾ではない。SD読んでみようかと思うけど、どれがいいか分からない人はまずこれから読んでもいいのでは。
まず、その世界観。死者は死後に本と化し、図書館に収められる。本には、その人物の記憶が刻まれていて、触れた者にその記憶を流し込む。独特の世界観がしっかりと構成されていて魅力的な一つを形成している。また、その要素が効果的に話を盛り上げる柱となっている。作者が新人ながらかなりの力量を備えている証だろう。
また、人物がよく描けている。主人公である爆弾を埋め込まれた少年。彼がある本を手に入れ、そこに刻まれた女性の記憶の残滓に惹かれていく様。実によく描けている。正直、タイトルから能力バトルモノを想像していたが、むしろ純愛モノなのかもしれない。純粋に女性の記憶を追いかけ、やがては純粋故に勇敢でありある意味で厳しい結果が待ちうけている。感動的じゃないか。
ただ、逆に悪役側には少し魅力が足りなかったかな。主人公の少年も寡黙なために、全体的には第2の主人公であるハミュッツが大幅に目立つ結果になる。悪役側が殆ど小道具的な存在に成り下がっていただけに、少し残念かも。まあ、メインは少年と本に刻まれた女性の残像なだけにそこを突っ込むのは穿った見方なのかもしれないが。
話の構成も抜群。天候という小道具をよく使い話を綺麗に整えた。また、本に刻まれた女性の記憶をうまい具合に使っている。自分で作り上げた世界観をうまく手懐けられたようだ。
SDを何一つ読んだことない人は是非一読を! 傑作とまで評価できなくても、決して571円+税の分は損させないはず。

12DEMONS

阪神優勝の話題を華麗にスルーするKKです。一夜明けてファンは落ち付いたのかな? 俺にとっては、タイガースよりもマリーンズであり、プレーオフが気になるんだけど。これであっさりライオンズに負けるようじゃ、貯金30個以上作った意味が失われる訳だからね。借金チームを覇者にする訳にはいかね―! そういう意味でも大事な戦いになる。注目!

そういえば、以前俎上にちらりと載せた12DEMONSの完全な感想を書いてなかったね。もうとっくに読み終えて次の作品も読み終えそうなのに。
まず注意事項。この本、1冊完結のようにも思えるけど恐らくは上下巻。だって、完結してないし。深夜12時が作中で起きている惨劇のタイムリミットなんだけど、話は残り3時間の時点で終了するし。なんの解決手段も提示されぬままに終わっているし。あれで続刊でないとなると読者をバカにしているとしか思えないし。
感想としては、これでは作品全部を読めたとは言えなくなるのではっきりとしたものは書けない。とりあえず、今作品だけで判断するならやはり最後まで読んでも今一つ感が拭えない。個々にそれぞれちょっとした能力(相手の部位を見分けられたり、言葉で相手を制御したり)が分け与えられるのだけど、本当にちょっとした能力だからハデさが出ない。となると、知的な戦略がカギとなるけど、そこもイマイチ。また、基本は一人だけが生き残れるシステムなんだけど、大多数が全員で生き残れないかと考えているので流れが若干生温い。もちろん、単純に一人勝ちを狙う人間も現れるけど、何かが足りない。やはり、血が見たいのか。もっと血みどろな展開が欲しい。ちゅーか、緩いよ。人の喜怒哀楽といった感情をもっと全開にしてぶつけて欲しかったのに。この手の話は、あえて荒々しさを強調すればいいのにな。そんな事を思わされた。
ただ、何分下巻があるだろうから、そこでどんな展開が待っているかで化ける可能性もある。下巻に期待。荒々しさはなくても、もっと狡猾なやり取りが展開すると面白くなってくるかもしれない。限られた能力を効果的に使ったり、裏切りがあったり……。作者の力量が試される訳だ。さて、この御堂彰彦がどれだけの器なのか。それを皆で見極めようじゃないか。