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2016年9月11日 (日)

「#ラノベの仕事したい」持ち込みオフライン交流会 ~第2回~ を覗いてきた

「#ラノベの仕事したい」持ち込みオフライン交流会 ~第2回~

というイベント開催情報を掴んだので、去年の記事で紹介したワトウ氏と一緒に参加してみた。
このイベント、第2回目なのだが、実は筆者は第1回目もワトウ氏とともに参加していた。
その時の比較も合わせて、例によってTwitterの感想ツイートと一緒に軽くイベント内容を振り返ってみたい。
今後、ラノベの仕事がしたいと目論んでいて尚且つこのイベントに興味を持った人に届けば幸いである。

Akibapop20160910_1jpg_large
始めに、イベントの流れを軽く触れておこう。
イベントはほぼ自由スタイルである。
参加者はそれぞれに『物書き』『イラストレーター』『編集・その他』と振り分けられ、それぞれに青・赤・黄の色分けされた紐がついた名札(名刺)を首からぶら下げて会場にたたずむ格好になる。
つまり、その色でその人がどの立場にあるかを軽く見分ける形になる。
イベントが始まれば、みんなその色から判断してそれぞれに目的の人へ話しかける。
といっても、もちろん編集の人間がターゲットになるわけで。
つまり、物書きやイラストレーターは黄色い紐を下げた編集を見つけ出して話しかけ、それぞれの作品をその場で提示して交渉する形になる。
話が進むようならば、個別のスペースや部屋も用意されていて、そこでじっくりと話し合う。
交渉といっても、もちろんここでいきなり具体的ビジネスな話に発展しているわけではない。自分は交渉の席に座ったわけではないのだが、恐らくその会社(レーベル)が求めている作風とは、仕事の流れはどのようなものか、などの説明に終わっているのだろう。もちろん、作品への意見を貰っている人もいるだろうが。
第三者目線で印象を書くにすぎないのだが、お互いが(特に編集側が)手探り状態に見えた。

当然、編集の人間もそれほど多くないので、待ち状態の人が多く生まれる。そういう人たちはそれぞれに何となく話し掛けあいながらそれぞれの事情を伺い合う。

Akibapop20160910_2jpg_large

会場の真ん中には、写真のような駄菓子が置かれていて自由に食べらる。

第2回目の特徴として、別室にて新進気鋭のレーベルが個別に企画の説明会を開くこともあった。
筆者は参加しなかったのだが、こういう流れはこの企画全体を特徴づけるものとしては興味深い。
そのレーベルのイベントに対する本気度もうかがえるというものである。
(正直、1回目は編集側のやる気は疑われるレベルの印象)

流れを軽くまとめると

・主宰からの挨拶‐説明
・ホワイトボードに参加者は名刺を貼る
 →机にはそれぞれの作品サンプルを置く(閲覧自由)
・紐の色を見分けて編集への交渉と参加者同士の交流開始
・編集との話が進めば別室で交渉
・編集側の全体説明会開始
・お菓子食べてジュース飲みながら談笑
・閉めの挨拶

これに加えて、希望者にはスクリーンに自分の作品を映しながらアピールすることもできた。
前回あった、ライターなどのトークショーは完全に省略。

以下、筆者ツイートから

〇 今日のイベント、正直書いてしまうと出版社側の参加が少なくやや物足りない印象があった。 自分の立ち位置的には第三者なので多かろうが少なかろうが関係ないのだが、仕事狙っている人には消化不良な部分もあったのではなかろうか。

〇 ただ、交流会という側面から覗いてみると面白い。 小説側からしても文フリには参加しないような人が多めで、そういう人たちの感覚や傾向が窺い知れた。(特になろうなどのWeb中心にやっている人たち) Web中心だと普段直に交流することが少なくなるので、こういう場は貴重とも捉えられる。

〇 今回から現れたのは、出版側の個別説明会。 ゲームブック関係の人が別室に興味ある人を集めて企画の説明をしていた。 ただ、自分は参加しなかったので詳細は書けない。

〇 個人的な要求は、後半ゆるくなった時間には椅子を持ち出して欲しい。 何時間も立っているのは辛い。

〇 次回、1月後半か2月にあるそうなので、興味がある人はどうぞ。 仕事に結びつくかは不明だけど、交流という意味でもおもしろい企画です。

〇 あと、 交流会 としての要求としては予め個々人のプロフィールが簡単にでも分かるようにしてくれれば。 一覧表が出ていれば後にも先にも便利。

〇 という話を、スタッフの岩上さんに話せばよかったか。

Akibapop20160910_jpg_large

総評
前回のイベントでは、ファミ通文庫などのレーベルも参加していたものの、今回は有名どこはほぼなし。全体的にも編集として参加している人が少なく、本気で仕事探していた人には物足りなかったのではなかろうか。
その代り、立ち上がったばかりの出版社から何人か参加していて、その方々は逆に本気度をうかがい知れた。立ち上がったばかりという点が気になるものの、本気度では1回目で消え去った編集とはまず間違いなく違うだろう。個別に説明会を開いていたのはこの方達だ。
出版社がうまく軌道に乗れば、このイベントから仕事に結び付けられる人も出てくるのではなかろうか。そういう意味でも、この出版社自体にも注目してみたい。

個人的には、いわゆる なろう系 の人たちを中心としたWeb系の物書きが多く参加しているのが印象的であった。文学フリマでもWebで発表している人は多いが、やはり主戦場は同人誌の人たちだ。そうではなく、Webのみでの活動をしている人たちと触れ合えたのは興味深い。まあ、だからといって特別何かが変わるわけでもないのだが。
新人書を受賞しているような作家も普通に混じっていたのも面白い。
デビュー済みの人とも交流できるという意味では<交流会>としての意義はあるのではないだろうか。
今回は、前回からの反省からか<交流会>という意味合いを強めていた印象はある。
聴いている人が少なかったトークショーを完全に省き、時間もやや短縮。
(前回は、編集側と交渉している間にトークショーが開催されていて、参加者はトークショーどころではなかった)
その代りに、交流会後はアフターも用意していた。(筆者参加せず)
そこで酒を交えながらより深い話をできた人もいるはずである。
どこにイベントの中心的要素を見出すかは重要である。
ただし、<交流会>を望んできている人がどれほどいたかは不明。
やはり、編集側との交渉を望んでいる人は多くいたはずであるから、次回はもっと編集側の人間の参加が望まれる。

あとは、このような交渉ごとに慣れていない人も多いと推測される。
誰か、事前に基本的心構えというか、流れや準備しておいた方がいいアイテムやセールストークなどをレクチャーしてくれればありがたいのではないだろうか。
経験者、フォーマット作成を望む。

営業経験者なら、スクリーンにパワポで作ったプレゼン資料風の映像を流しながらアピールしてもいいかもね。自分のイラストを採用することにより、御社にはこれだけの利益をもたらす、みたいな。
もしくは、その代役を誰かに依頼してみるとか。

長くなりそうなので、この辺で閉めよう。
他の参加者も、気が付いた点や要望は主宰者へアピールしておいた方がいい。
第3回もあるのだから、改善点として考慮されるかもしれない。
主宰の岩上さんも生もの声が貴重だという意味合いの言葉をおっしゃってたので。

2013年12月29日 (日)

読書スタイルから見えてくる人それぞれの特徴

↓最初のブックエンド (第6回配信「今年、読んだ/読みたかった本」のまとめ)

http://firstbookend.com/?p=494

このブログでは触れてはいませんでしたが、実は時折上記のwebラジオに出演して本の紹介をしていたりしてます。
で、昨日28日にも年内最後の収録をしてきました。
今回のテーマは、今年読んだ本と読めなくて来年こそは読もうとしている本です。

自分が持っていった本は、団地から始まり上京・地方・ショッピングモール・タワー型マンション、という構成でした。
この番組には何度か出ていますが、毎回「団地大好き」といいいつつなかなか団地の話をできずにその個性を出すことなく終わっていたことに消化不良を感じていたので、今回は縛りも緩かったのでこういう形をとりました。実際、今年読んだ本ですし。
具体的には、

・団地に住もう!  東京R不動産 (東京R不動産)
・人はなぜ<上京>するのか (難波 功士)
・地方にこもる若者たち 都会と田舎の間に出現した新しい社会 (阿部真大)
・都市と消費とディズニーの夢  ショッピングモーライゼーションの時代 (速水健朗)
・成功するSCを考えるひとたち (栗山 浩一)
・ハピネス (桐野夏生)

というセットリストでした。
(ただし、ハピネスは時間の都合上カット)
構成的には、自分が団地好きだけでなく団地そのものに住んでいる話からそれぞれの団地のイメージは? というところを聞き出し、その団地のイメージを変える本があります、という話へ。そこから、そもそも団地がなぜ必要になったのかという話から、地方からの上京者大量流入が故に住宅事情が悪化しという話へつなげ、上京の本へ。明治から現代へつながる上京事情を語る本から、現代は逆に上京せずに地方に残る若者がいるという話へと移行し地方の若者事情本へ。地方に残る理由の一端にショッピングモールがあるが故にほどほどパラダイスが形成されているという流れから、ショッピングモール関連本2冊へ。番組ではここで終わりましたが、本来はここから戦後は団地が流行最先端の住宅であったが、現在はタワー型マンションへと移っているという話からタワー型マンションを舞台にした小説「ハピネス」へ移る流れも予定してました。

以上が、今回の話の構成になります。
自画自賛しますが、そこそこ綺麗にまとまったかなと。
今後も、このような住宅関連や住まい・生活、地域関連の本をタイミングが合えば紹介できたら。
今回の放送で、ようやく自分の得意分野を表明できましたし。こういうイメージを持っていますというのが出せたかな。

他のメンバーも、三者三様の読書スタイルが垣間見れた、身内感の意見かもしれないが実に面白い内容になったと思う。文学・読書会・写真と、皆がどういう姿勢で読書に挑んでいるのかがにじみ出ている。いい雰囲気を醸し出す賑やかさも今回は健在だ。こういう個性がそれぞれドンドンと出せれば、より番組として面白くなると思うが。現状、まだまだどこのだれが勧めている本なのかというのが視聴者もイマイチ掴めていないだろう。こういう個性が分かってくれば、だれだれさんが勧めている本だから、という形で興味持つこともあるだろう。
今後、視聴するにあたりこの辺をもう少し意識できれば。

番組最後の方でも少しだけ触れたが、今後は「君に友だちはいらない」を読みつつチームとしての力を考えられれば。

来年も、より興味深い本を探して紹介できていければ。

http://firstbookend.com/?p=494

 

2011年5月 3日 (火)

ブクブク交換@横浜

4月30日土曜日
前日の4月29日からいよいよ今年のGWに突入した。今年はうまく休みを消化できる人は10日というサラリーマンには涙ものの連休が待ち受けていて、4月に入った時から待ち遠しくて仕方なかった人も多いのではないだろうか。今年は震災の影響もあり遠出を控えている人も多いだろうが、近場でだって十分に休日という安らぎを満喫できることも可能である。
その証明をするかのごとく、KKは土曜日の夜に横浜というしゃれた街に繰り出したのだ。

 

P1020146 横浜は関内駅近くの「クロスオーBAR」というお店でブクブク交換という企画が開かれた。
詳しくはリンク先を読んでもらった方が早いだろうが、簡単に書くと本の紹介と交換会である。
各会3つのテーマが出され、テーマに合ったそれぞれの本を最大3冊(テーマ性や本の数などは強制的な縛りはない様子)持ってきてもらい、各自それぞれ約3~5分ほどの時間でプレゼンしてもらい、最後に他者が持ち寄った気になる本を持ちかえるというシステムだ。
以前にもゆりいか氏が主催したリアルTwitter読書会というのにも参加したが、本を交換するという点では少しシステムが違う。
何よりも面白いのは、様々な立場の本好きが集まるのだから、テーマがあるとはいえ多種多様な本が集まる。小説やマンガなどの王道から料理本や実用書、更には旅の本・木の実の本などまで。普段自分では手を伸ばしそうにもない様な本までもが持ち寄られ、それだけでも好奇心を激しく揺さぶられる。それをおいしい料理と酒を味わいながら堪能できるのだ。本好きが納得いかないわけがない。

本だけではない。
もちろん、本好き同士の交流、更には本を超えた普段巡り合えない職業通しの交流にも繋がっていく。
この日も、内容からか書店員や司書・印刷会社関連の人間からデザイン系の事務所を開いている人なども。そういう人たちとの交流や普段聞けない話などを堪能することもまた、ブクブク交換の大きな魅力だと言えるだろう。

ブクブク交換を通し、未知なる本と新たな交流を広げる。
本好きの人間なら参加しない手はないだろう。
今後も日本各地で開かれる予定がある。
あなたも、最寄りのブクブク交換会場を探し出し、今すぐテーマに沿った本を選び出し会場まで足を向けてはいかがだろうか。

 ↓今回紹介した本(デンデラ・テガミバチ・界遊005)

 

2010年9月23日 (木)

ニッポン放送 吉田 尚記 アナウンサー

とりあえず、写真。

Yosidah1Yosidah2Yosidah3  Yosida6_2 Yosidah5_2   Yosidah4

 

 

 

 

 

 

 

2010年9月13日 (月)

Twittrがつなぐ 読書がつなぐ

多くの東大生と思われる若者を横目に改札を抜け、細い路地裏を抜け住宅地を曲がりくねり、着いた先には一軒家。正直、それほど広いとは言えない空間に男女合わせると20人前後の人間が密集した。年も仕事も微妙にばらつきのあるほんの少しだけおかしな集団。
そう、そこがリアルTwitter読書会の会場であった。
そこは、本との出会いというよりも、本を愛する者との出会い、と書くべきなのだろうか。

9月12日の日曜日、リアルTwitter読書会なる企画を見学しに行ってみた。
読書会といっても、別に皆が黙々と本を読んでいる地味な企画ではない。詳細は主催者であるゆりいか氏のブログを参照するのが一番だろうが、簡単に説明すると、元はTwitter上でゆりいか氏が催していた読書会、つまり、一つの特定した本、またはテーマを決め、Twitter上で専門のハッシュタグを使いながら感想をツイートする、もしくはUstなどで配信していく企画である。
それを、Twitter上だけではなく、リアルに顔を合しながらそれぞれが持ち寄った本を紹介するのが今回のリアル読書会なのだ。
以下、写真を追いながら紹介していこう。

Dokushokaikaijou1渋谷から2つ目、京王線駒場東大前で降り、細く入り組んだ路地を通り過ぎる。駅からすぐが会場と思いきや、どんどんと住宅地の奥へ奥へと連れていかれ、中には冗談ながらも尾行を巻くためではという声も聞こえたくらいに。10分弱は歩いたか、目的地はそこにあった、写真の民家である。

そう、会場は一軒家の一室と台所だ。どうやら、ここは「渋家」というイベントスペースというかコミュニケーションスペースというかなんというか。普段はパーティーなどをやっているそうだが、こういったイベント事でも利用できる場らしい。

Dokushokai1写真2枚目が読書会の様子。

といっても、後半部分。
前半は、自己紹介と持ってきた本の軽い説明。それがゆりいか氏がいたりいなかったりなぜか2回まわしになったり。
後半、大体メンバーが揃いだすと持ち寄ってきた飲食物がテーブルに置かれるなり段々と空気が緩みだす。

   

Ustjunbi1自己紹介途中から奇刊クリルタイの人がカメラを取り出しUstを始めていたのだが、それが会場にあったPCを利用し更に別アカウントで放送が流れ始める。

このころになると、もはや本の紹介は終わり、みながお菓子かドリンクを片手に談笑し始めていた。
もはや、読書会という空気よりも懇談会であった。

  Usthousou1

 

 

 

 

 

 

 

Dokushokai2
持ち寄った本と各自が発行している同人誌などの書籍があれば、こうして机の上に積まれていった。

以下、判明した分のみのリスト

 

 

嶽本野ばら「ロリヰタ」
平山夢明
「他人事」
・米澤穂信「さよなら妖精」

クロフネが持ち込んだ本
・平山瑞穂「ラス・マンチャス通信」

・飴村行「粘膜人間」

 

読書会というのだから、お互いに好きな本を紹介し合い、その本の魅力がどれほどのものなのかを語り合う場になる、はずであったのだろう。
結果的には、本の紹介はかなりの消化不良になり「読書会」という場の空気が味わえたとは言い切れない。
様々な価値観と感性を携えた読書家と触れ、実際にどういう人間がそこに存在するのかということは知れた。これは、確かにtwitterやネット上などからは明確に推し量ることはできないので大きな意味はあったと言える。
しかし、やはり初回という点を考慮したとはいえ「読書会」という本来あるべき視点から見てしまうと課題は大きく残ったと言える。
その課題、つまりはそれぞれが持ち寄った本にもっとしっかりと焦点を当てられる運営ができるか、ここがクリアできればきっともっと面白味のあるいイベントになるはずである。
主催者側の場をコントロールする能力向上が達成されることをまずは望む。

2010年8月22日 (日)

ケンブンミルキ1 感想

前に横浜駅相鉄線改札付近で人の話を聞くだけの商売をしていた若者がいた。正式な名称はわからない。
通りかかった時には、女性が実際に話していたので多少なりとも需要はあるみたいだ。
どんなことが商売になるかはわからないものである。

そして、今回読んだ本も変わった題材を利用した作品である。
5月の文学フリマで購入した「ケンブンミルキ!(1)」という作品だ。漢字で書けば、見聞見聞。つまりは、その字の通りに見て聞いてあげるのである。まさに、横浜駅付近で商売していた彼と同じだ。
ジャンルとしては、本にも書いてあるが学園ライトミステリーになる。表紙のイラストからしてラノベ風の造りだ。完全にラノベを意識していたと思われる。

さて、肝心の中身だが、ジャンルの通りに高校を舞台にした、ケンブンミルキという同じ学校の生徒から悩みやらなんやらの話に対しただひたすら耳を傾けているだけという部活の話である。
と書いてしまえば、なんだか何も起こらずに事が進んでいく単調でつまらない話に思えるかもしれない。
いやいや、勿論そうではない。その部活を通しながらも、部活に所属する5人の部員たちにそれぞれ焦点を当て、喫茶店に爪楊枝が大量に捨てられたり、体育の時間に靴下が盗まれたり、部活のポスターがはがされたりと、ちょっとした怪事件が起こりつつ話は進んでいくのだ。決して単調な話ではない。しっかりとそこは工夫がある。

問題は、キャラクター性か。
ライトものなだけに、この手の話はストーリーとともにキャラクターの特徴も重視される。
そういう点でいえば、自分にとってはややインパクトに欠けるか。
それぞれの事件が大きな広がり(たとえば、殺人事件やら爆弾騒動・能力バトルやら)を見せるわけでもないからか、どうしてもキャラクターに極端な個性が見られない。突き詰めていけば恐らくは面白味を帯びるのだろうが、今回ではやや個性に魅力が感じられなかった。

そういった意味では、事件のインパクトも広がりを見せてもいいかもしれない。そのちょっとした怪事件こそが作品の重要なポイントになっていくのだが、どうしても途中途中読んでいる間では物足りないのだ。一つ一つがあっさりと解決しすぎていたのかも。
ネタばれになるので書けないが、最後の最後への流れは面白味があっただけの、そこまで読者を引っ張っていくだけの力を見せてほしい。
とにかく、中盤にもっと読者を惹きつかせる工夫がほしかったかな。あのラストへと繋げる演出とはいえ、読者が離れては意味がない。

2009年3月15日 (日)

一過性のものなのか?! いいや、違う!

http://www.ohtabooks.com/publish/2009/02/19002212.html
遭難フリーター(岩淵弘樹)

こいつを読んでみた。
23歳地方出身のフリーターが埼玉のキャノン工場で体験した事柄を綴った日記調の本である。
まさに、タイムリーな本。
と世間では評価するかもしれないが、こっちとら十年以上前からフリーターやっていたんで(今は正社員だけど)、流行りみたいな空気で語られるのには多大な違和感があるわけだが。そんな感覚でしか見られないのは、しょせんはマスコミなどの作りだす恣意的な流れに幻惑されているだけにしか過ぎない。ただ、ここでマスコミ批判すれば、それこそネットに蔓延る流れに乗っかっているだけになるので過剰な批判は避けるのだが。流れからはみ出すので簡単に書いておくけど、一方的な情報のみだけで判断するのは恐ろしい。見極める力が求められている。

さて、話を本に戻そう。
ここまで徹底したフリーターにはなり切れなかったので(親元にいた分)、全てが分かると言えばうそになるが、一応は長年フリーターやっていたし、同じフルキャストやってたし、工場もちょっとはやって中の空気は慣れているが故に、結構話が共感できて非常に楽しめた。
ただの、工場勤務の若い兄ちゃんが書いた日記と言えばそうなのだが、リアルがゆえに面白い。
こっちから見れば工場じゃありふれた日常なのだが、工場内を体感したことのない人間には未知なる世界だし、フリーターの素直な実態を知りたいならちょうどいいんじゃないのだろうか。
かなりお勧めである。

2007年2月12日 (月)

改めて 週刊古代文明

なぜか週刊古代文明で検索してくる人がチラホラいる。
前回、大した事なんて全く書いていなかっただけに申し訳ないので改めて書いてみます。

この本は、タイトル通り古代文明を紹介するのが主な内容。
全面カラーで綺麗に纏められている。
ただ、残念なことに基本的な内容が中心で深い突っ込みはあまりなく、本格的な古代文明ファンにとっては物足りないかも。例えば、今回のエジプトはツタンカーメン。しかし、彼の素性やその周囲の歴史などは紹介されず、なぜかミイラを使っての顔の復元作業に付いて触れられていた。
もし、深い突っ込みを期待するのならばそれ専用の分厚い本を買った方がいいだろう。

ただ、入門書としては◎。
それほど難しくは書かれていないので、古代文明に興味を抱き始めた人にとっては優しいはず。まずはこの本を手に取り、古代文明とはどんなものだったのかしってもらいたい。

2007年2月 8日 (木)

週刊古代文明

http://www.de-club.net/kbv/

勢いで定期購読申し込みました!

実は古代文明好きです。
ピラミッド好きな人はよろしく。

2006年10月30日 (月)

20代の本離れ進む

今日の読売新聞に掲載されていた記事の内容によると、ここ1ヶ月本を読まなかった人は49%にも及ぶそうだ。20代に限定すると前年より7ポイント増の48%。1980年以降では最多。
むむむ……活字人間としては由々しき問題。
このままでは、文学フリマが盛り上がらないじゃないか!
ということで、結局は文学フリマの話題も兼ねます。

その前に、本の話題を。
本を読まなくなった理由を問うアンケートの選択肢には「時間がなかった(45%)」「読みたい本がなかったから(19,9%)」というものがある。時間がないなんて理由にならない。読みたい本がないなんて、そもそも探す気がないんだろ。なら、俺が最近読んだお勧めの本を紹介しようじゃないか。
若者の本離れを嘆くのなら、若者向けを。

煌夜祭(中央公論新社)
C☆NOVELS大賞受賞作品
大賞受賞作だからという理由で読んでみたら……まあ、意外なところに面白い作品を発見! そんなところ。
連作短編風に続いていくけど、話を読み進めていく内にそれらの細かい話が次第に関連しあって最後は……。
意外性もあり、世界観もしっかりとしている。ライトノベルじゃぬるいと感じているファンタジーファンに是非。

クラゲのふしぎ(技術評論者)
小説じゃないです。クラゲの生態に関する本です。
今回書いた小説の中にクラゲを登場させたので、その資料として買いました(結局、殆どクラゲの生態に関して書かなかったですが)。
かなりクラゲの生態について詳しく書かれてあります。
若者も、クラゲを飼ってみろ。

妄想狂気(M.A.C.
しっかりと宣伝。
文学フリマで出す文芸同人誌。俺の書いた「檻からの視線」も掲載。
活字離れの若者も、まずはここからどうぞ。

それにしても、アンケート結果でまだ気になる項目が。
好きなジャンル。

1位 推理・SF・冒険・ライトノベル(24,2%)
2位 歴史・時代小説((21,8))
3位 旅行・レジャー・スポーツ(21,7)
4位 健康・医療・福祉・年金(21,3)
5位 随筆・エッセー(17,9)

う~ん、1位は特にミステリーが強いんだろうな。好きな作家はミステリー作家のオンパレードだったし。時代小説は年配の方が強く推しているのかな。
小説以外も結構入ってる。新書系だな。でも、それをいれるのはどうも……。

みんな、本当に小説読んでよ。
今回、ちょっと強気に40部刷る予定なんだから。
まずは、文学フリマに足を運ぶだけでもしてね。