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2018年12月26日 (水)

六本木白昼夢 ~そのOLは本物

六本木白昼夢 ~そのOLは本物~
 
そんなタイトルの本をご存じだろうか。
知らないはずだ。
決めつけるなって?
いやいや、おかしいだろ。
知っている方はどうかしている。妄想癖でまみれているのかもしれない。手遅れにならないうちに早く病院の門を叩かないと。こんなブログを読んでいる暇はないぞ!
 
なんて冒頭から大袈裟に煽ってみたが、実際にこのタイトルの本を読んだことがある人はおそらくいないだろう。なぜなら、筆者が適当に浮かんだ単語をつなげて作り上げたタイトルなのだから。
つまり、この世にはない本のタイトルなのである。
読んだことがあるという方は、偶然にも自分でそのタイトルの本を作り上げた方か、それこそ白昼夢でも見ていたのだろう。
 
架空読書会というイベントはご存じだろうか。
架空というから、また実在しない企画でしょ?
なんて疑うかもしれないが、これは嘘でも騙しでもない。実在する企画である。既にラジオや新聞などのメディアでも取り上げられたことのある企画だから、名前くらいは知っている人もいるのでは。
このイベントに、去年から何度か参加している。
今年2月(12月にも)にも、このイベントに筆者自身が参加してきた。
 
 
Img_3846_2
 
読書会というからどうしても普段本を読まない人は構えてしまうかもしれない。
本を読まない人が増えている昨今でなお読書をし続ける人はよほどの活字中毒か頭がお難いのではないか。そういう印象があっても仕方ないが、このイベントに限ってはそのイメージとはかけ離れている。なぜなら、読書をしていなくても参加できるからだ。本を一文字も読んでいなくても参加していい読書会なのである。
必読の課題図書はない。
 
イベントのルールは簡単。
参加者はまずこの世にはない(だろう)本のタイトルを考え、順にそのタイトルを提示していく。タイトルを提示された参加者は、それを読んできたと仮定して、その本について思いつくままに感想を述べだす。基本はそれだけだ。
ただし、誰かが何かの設定を述べればそれはもう否定できない。
たとえば、最初に切り出した人が「壮大なスペースオペラだったよね」と言ってしまえば、その小説は六本木がつこうが秘湯とつこうがスペースオペラの内容になってしまう。
「そんなはずはない!」と相手の意見を否定することはできない。先に述べられた設定は絶対なので、後から続ける人はそれに乗っかっていくしかない。それだけを守ればいいのだ。
あとは制限時間以内にみんなで思いつくままの設定を語ればいいだけの話である。
 
単純明快なルールだが、何度かやってみると意外と奥が深い企画だというのが分かる。
集まった人によっては、まじめな批評気味に語ったり主人公の行動の裏側を読んだような分析をしてみたるする人もいれば、冗談を交えながら緩い方向へと持っていく感想を述べる人もいる。緩い展開はどちらかといえば大喜利ネタな方向に寄りがちだ。だから、読書家よりもハガキ職人の方が展開によってはこのイベントで活躍するかもしれない。
もちろん、読書家が集まればタイトルに隠された意味を読み取ったり実は主人公は女性の名前のようで男性であるなどのトリックを考え付いて紛れ込ませて複雑にしたりなどのテクニックを仕掛けたりもしてくる。だからこそ、集まった人間によって空気が変わるイベントなのである。
 
よくある展開は、映画化しがち。舞台がタイトルから与えられる印象とは離れがち。実在する人物がでてきたりも。タイトルから与えられるイメージをそのまま流用することもあるが、結構飛躍するパターンも見受けられる。六本木でも、実在の六本木とは違う場所に設定される、みたいな設定もしばしば。
だからこそ、参加者の想像力……いや、妄想力が試されているのかもしれない。
その都度、参加者が違い別々の妄想力が加わるので参加者によりイベントの空気が変わるものおもしろい。
なによりも、手軽にその場で開けるのは魅力的な企画だろう。
なにせ、本を読まなくても開ける読書会なのだから。
 
必要なのは、あなたのタイトルから広げられる妄想力。
ただし、妄想が行き過ぎると架空の本から出られなくなりますよ。
病院の門を叩かなくてもいいように、ほどほどにして現実の本も読みましょう。

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