横須賀の魅力を高低差で再定義してみよう 其の二
前回の記事では、横須賀の人口減少として問題に上がるその起伏の激しい土地柄をあえて逆手に取り魅力として再定義するとどう見えてくるか考えてみました。
まだまださわりに過ぎないのですが、横須賀というのは谷戸のような地形、更には道が細かく入り組んだ場所が多く住むのに苦労が絶えない印象、その苦労という印象を上書きできないかという試みを実行しています。
そこで、他にその地形的魅力に触れている人はいないかとネット上で調べ出したら、いきなり下記のようなページを見つました。
https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/4805/yatobank/kaidan/kaidan.html
リンク先を見てもらえれば分かりますが、横須賀市のHPです。
つまり、公式が既に階段に着目し紹介していたのです!
しかも、いい階段写真ばかり!!
更に、親切にも段数まで記載されている!!!
……正直、横須賀市を侮っていました。
大変失礼しました。
しかし、今の横須賀市はトンネルカードを配布していて階段には全く力を入れていない印象がありますね。
確かに、横須賀市のトンネルはいつぞやタモリ倶楽部でも取り扱われていました。知名度は階段よりも上かもしれません。
なによりも、トンネルはそれぞれに名前が付けられていて扱いやすい。
(ダムなどもそうですね)
ヘタしたら、トンネル擬人化にもなりかねやしない。
トンネルカードが進化して、それぞれのトンネルに一つのキャラクターが描かれるようになるかもしれない。
そうなれば、確固たる横須賀の地形的特権をトンネルは確保することになるでしょう。
他にも、そのそれぞれに付与された名称がある故にコレクションするという誘惑を誘う力があると思われます。どこのトンネルを回った、という記録ができるため、収集欲に似た欲求を満たすことになることが魅力の一つなのでしょう。
だからこそ、名前のない階段はマニア的に弱くなるのかもしれないし、観光資源としての魅力にも欠けるのかも。
それはいただけない。
だからこそ、横須賀の名もなき階段をもっと愛でようじゃないか。
ということで、今回も横須賀市の階段を筆者が撮った写真を通して迫りたいと思います。
是非、トンネルだけでなく横須賀の階段も愛でられるようになりましょう!
まずは、汐入で見かけた階段。
シンプルながら静謐な佇まいが心を打ちます。余計なものを払いのけ。ただ登ることを望んだ人にピッタリな階段。
……おや、気に入りませんか?
少しシンプル過ぎましたか。
そんなあなたには、次の階段を。
これも横須賀の階段です。
まあ、これが横須賀の階段を象徴しているのかと問われると大きな疑問は残りますが。
しかし、ご確認ください。階段はその高低差を克服するために設えられた構造物。
しかしながら、この階段は登った先に柵が設けられています。つまり、高低差を超えられそうで超えることその行為が禁じられています。しかも、柵を乗り越えたとしてもその先には何もない空き地。
その存在意義は、読者である皆様方により変化してくるでしょう。
あなたの階段意義とはなんでしょうか?
……2枚目にしてちょっと難易度が高すぎたでしょうか。
では、次の階段。
階段の長さ、整えられた外観、その幅、どれも美しい。
その全体図からも、この階段に与えられた高低差が分かりうんざりするどころかチャレンジしたくなる魅力が迫りつつあります。
階段上にそびえるマンション住人も誇れる階段。写真に写っている女性もまた、望んで階段に挑んでいるのかもしれませんね。
しかし、これはあまりにも整えられた階段。
面白味が少ないです。
では最後に、階段マニアも喜びそうな逸品を。
二股の階段です。
はまゆう公園脇の階段です。
途中、強引に分かれている様がグッときますよね。
決して綺麗に分かれられたとは言えない部分や、その分岐点にある支柱がグッときます。
調べると、結構分岐する階段はあるんですよね。
そういう分岐する階段を追うのもまた階段を愛でるうえでのポイントです。
これが愛でられるようになると、グッと横須賀の高低差が愛せるようになりますね。
さて、横須賀の階段シリーズ第2回目、いかがでしたでしょうか。
シンプルな階段から少し変則的なそれまでを紹介してきました。
まだまだ素敵な階段横須賀中に散らばっています。筆者も、階段写真ストックはまだあります。
今後も、横須賀の階段への魅力をお伝えしていくように努力していきます。
次回をお楽しみに。
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