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2016年1月17日 (日)

作品仕上げて本出して……で、終わりなの?

何か停滞感を感じてならない。
何か手ごたえがなく、どこへ向けて発信しているのかが分からなくなる。
全体的に活気が失われつつある。

そんな不可解な感覚とジレンマで悩まされていないだろうか。
どこで何が?
そう、文学フリマでだ。

 

前回(第21回)の来場者
出店者・来場者あわせ約3,500人

前々回(第20回)の来場者
出店者・来場者あわせ約3,400人

第19回の来場者
出店者・来場者あわせ約3,800人

第18回の来場者
サークル参加者・一般来場者わせて3,500人

第17回来場者
総来場者数はおよそ3,400人

(全て公式HPより)

上記が全てを示す数字ではなかろうか。
悪くはない。しかし、御覧の通り横ばいが続いているのだ。
完全頭打ちである。

 

何も、OGDの話をしているわけでない。
OGDの話は、この記事では一旦は除外していただいても構わない。
文学フリマというイベントにおいて全体的にそう感じないだろうかという問題定義である。
そういう話を、前回の文学フリマ終わりで某氏と話していた。(この場合、主に東京であり、地方はほぼ除外していただいて構わない)

そして、そこで俎上に載せられたのが、ただ本を出して売っているだけじゃだめだよね、という話である。
この某氏とは、お互い文学フリマとは全く関係ない文脈にあるイベントを観に行く、もしくは直接参加していたりしている。もちろん、それはコミケなどの別同人誌即売会というレベルの話ではない。もっと多角的なイベントを観ているという話である。
そういうところで感じられるのが、『いるだけでも(見ているだけでも)楽しい』という要素なのだ。
つまり、会場でぶらりと目的なくさまよっているだけでも楽しめる空間。時には、一般参加した者までもがいつの間にかその空間の演者のように振る舞うことになっている。つまりは、参加型イベントそのものが持つ空間・空気。
それこそが大事なのではないか、ということだ。

いや、もちろん、文学フリマではお互いが精力出し合って創り上げてきた物語や、丹念に調べつくして出来上がった評論本などは、見ているだけでは楽しめないものだというのは当たり前の話である。読んでこそ、本当の価値が理解できるのには異論がない。読むことそのものが最大の目的だというのは十分に理解している。同人誌即売会の根底にある価値観というのは、買った本を 読んで 内容を十分に理解し楽しむことにある、というのには否定する気持ちはさらさらない。

しかし、即売会というレベルにおいては、もっと言うと即売会という概念を一時的に捨て、『イベント会場』という意味においては現状で楽しめる 場 と言えるのだろうか。
本を通してのやり取りだけに限界が見えていないだろうか。特に、この文字を中心とした同人誌というやつには。
そこに対して、最近色々と考えるようになってしまっている。
だからこそ、色々と変化を与える必要が出てきているのではなかろうか。
(あくまで『場・空間』に対しての定義であり、文学そのものへの疑問をやり玉にしているつもりはないので誤解の内容に)

話しが大分長くなってしまった。
本題はここからだ。

そこでだ、今後イベントにあたり集客を伸ばす意味においても、出展者側が色々と変化を与えていく必要が出てくると思われる。だからこそ、色々とこちらも模索してみた。
現状あるそのアイデアをここに記しておこうと考えている。これを叩き台にして、皆も議論を重ねていただき新たな展開につなげ、動きが活発になれば幸いである。
(事務局側は地方展開に力を注いでいる様子であり、どうも特別な仕掛けに力を注ぐ余力はないようなので、我々出展者側が工夫する必要があるのではなかろうか)

 

コンセプト

見せる体感する文章系同人誌即売会

商業分野でも小説を中心とする活字媒体の停滞は激しいものがあります。様々な手軽でさらりと消費できるコンテンツが溢れる時代において、地味で時間のかかる文章表現という媒体は敬遠される傾向が目立っています。
だからこそ、商業ではないある種特異な領域にある(無限ではないが大幅に自由である)同人誌界隈で挑戦的な試みを展開し、今までにない見せ方でもっと広い領域まで文章系同人誌の存在と面白味を知っていただきましょう。

手法一つで、我々はまだまだもっと幅広い読者を存分に楽しませる力は持っているはずです。その手法を、様々な関わり合いのある方々と考えていければ幸いです。

 

具体的手法アイデア

・展示方法の工夫

これは既に工夫している人の方が多いと思うが。
ブースの装飾が結構こだわっている人が多く、むしろシンプルな方が目立つような。
意識高い文フリ陣営だから、こちらで指摘する必要もないと思われる。
その本が持つ空気感をブース全体で表現していただければ、もっと面白くなるだろう。
通りかかる者を視覚的にも楽しませることをもっと意識していただければ。
物語の中で出てきた重要なアイテムなどを小物として置いておくのも面白い演出かもしれない
このへんに関しての演出方法は、もはや様々な人が色々な場所で触れているでしょうから。心がけましょうね、程度にしましょう。

 

・2ブース取得からの演出

これは2ブース取得のためその分料金のかさむ方法だが、演出力でかなりの注目ブースになるはず。
片側では本を置くスペース。片側では、例えば協力していただいたイラストレーターさんの原画を展示したり、作品に関連したオリジナルグッズも作って展示販売したりなど。
タブレットやノートPCで簡易的に映像で演出するのもありか。(直接音は出せないけど、ヘッドフォンを使うなどするのもありか?)
見せ方(魅せ方)はかなり広がるはず。それこそ、来場者がいて楽しい空間演出になるはず。
実演販売とまではいかないが、その場で作業しながら商品を提供していく場というのもありか。
この手の演出を1スペースでやりくりしようとすると限界もあるし、どうしてもごちゃついて何が主力のサークルなのかがぶれがちになってしまう。だからこそ、2スペース確保することにより広く使い余裕を持った見せ方をした方がいいのではないだろうか。

 

・合体配置による演出
似たような色合いのサークルさんと協力すると、その威力は計り知れなく増すだろう。
しかも、上記の2ブース取得を2サークルで行えば、4スペース分にもなる。
4スペースもの幅を使って販売・展示を展開していけば。しかも、更に同じ空気のサークルさんが同じことを行えば、その島全体の空気ががらりと変わるはず。
特に、イラストや写真中心の本を出しているサークル同士でやれば効果は絶大だろう。
そんな空間が会場の無数に浮き上がれば、それこそ即売会の知識がない人がふらっと訪れても楽しめる場になるはずである。
特に、文フリ会場は周囲に他の遊技場……いや、それどころか商業施設がない場所だ。ふらっと寄るには抵抗ある会場である。だからこその、ふらっと寄ってもいい演出が我々出展者側にも求められているのだ。

 

・売り子側の演出
これは、ちょっと限定的になるが。何分、過激なことをやるとイベント規定にも引っかかるし、そこに書かれていないことでも苦情が出やすい。
とはいえ、できることは幾らかある。
まず、仮装(もどき)。
意外と知られていないのが、簡易的な仮装ならばOKなのだ。コスプレが禁止の理由は、着替えスペース確保(おそらく、そこに関わる人員も)ができないからである。
つまり、着替えるまでもないような仮装ならばOKということだ。例えば、帽子、仮面(マスク)、メガネ(サングラス)、法被、マント、鉢巻、アクセサリーといった装飾類・小道具類。(ポイントは付け外しが容易にできること)

衣服も過激でなければ(家から着てこられるものならば)OKであり、和装で来るだけでも空気づくりの一つになるはず。あえてスーツで決めるのも、内容によっては演出になるのでは。
純文学島でなら、和服の人間がずらりと並ぶだけでも空気感ががらりと変わるはずだ。だから、例えば着物に狐面でも、ゴスロリ衣装にヴェネチアで見られるような仮面でも問題ないのである。(家から着てくれればね!)
端正な顔立ちのメガネ文学男子が和服でずらりと並んでいるゾーンが出現すれば……という面白い妄想も浮き上がってくるでしょ?

ダメなのは、どこかで着替えないといけないような衣装である。着替え必要はもちろん、たぶん、何か特定のキャラになりきるという空気感がダメなのではないだろうか(個人的主観)。
(なんで、アニメキャラの衣装を家から着こんで来るのはよしてね)
詳しくは公式HP参照で!

 

・他ジャンル(創作)とのコラボ
たとば、一番有り触れているのがイラストや漫画。
何分、視覚的演出力が絶大である。
そこにかぶせるようにして、上記のように展示をしてみるのもいいだろう。
他にも、書道家とのコラボなども面白い。
可能ならばその場で実演していただきたいところだが、さすがにそれは無理か。しかし、相性はかなりいいのではないだろうか。
音楽やっている人間ならば、テーマソングを作ってもらうのも面白い。これも会場で流すのは難しいが、イベント前後にネット上に上げておいて販促の一部として活用していけば。

 

いかがであっただろうか。

他にも、まだまだアイデアは出てくるはずだが、一旦ここらで締めておこう。
あくまでも、今回はたたき台である。これを元に演出に対する議論がどこかしらで持ち上がり、5月の文学フリマで実際に展開できたら提案者としては本当に幸いなことである。
いや、もちろん本当の幸はそこから更に大幅な来場者アップにつながることではあるが。
出展者全員が意識する必要はない。当然、お金と手間がかかることであるし、やる手間が惜しい人やそんなところに意識を持ち出すよりも作品に注ぎたいという人も多いだろう。
だが、1割程度のサークルが意識するだけでも空気は違ってくるはずだ。
今回の最大値は800スペース。その1割なのだから、80スペースでそのような空気が見られれば今までとは違う文学フリマの様相を見せることになるだろう。
是非とも検討していただきたい。

そして、OGDもそこに是非とも参加できれば。

ということで、最後に募集。
2016年5月1日開催予定の文学フリマにて協力してこれまでにないスペース演出をしていただける方を募集。
2スペース取得予定。できたらどこかと合体したい。
何かアイデアある人は、是非是非KKまで連絡を!!

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