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2011年11月 1日 (火)

男一匹元気が出るディスコ 参加作品紹介第4段

O.G.Disco 作品紹介第4段。
今回は、「ムーンブルクの王女は、また別の話」「魔法少女出没禁止」「おばあちゃんだけには強いおしゃれ店長」「新馬場のマザーコンピュータが大暴走!!」

 

「ムーンブルクの王女は、また別の話(松永英明)」
ムーンブルクという単語、SFというテーマ性、平行世界というサブテーマの演出、これらを卓越に絡めた作品。
全作品中、1番SFとテーマ性を料理しきれているのではないだろうか。
まずは「ムーンブルク」というドイツ風の響きと「王女」という地位から発送を得た設定は見事。また、そこから多岐に渡る松永氏が独自に創作した単語はSFというテーマ性を大きく広げるのに役立っている。
硬派で重厚な作品を求めている人はこれで決まりだ。
ネタばれになるので深くは突っ込めないが、平行世界というサブテーマ性の処理方法も見どころである。

 

「魔法少女出没禁止」(久地加夜子
キラキラときめく魔法少女モノ……ではない。
厳しい村の掟が主人公を縛り付ける。村の外には何があるのか? 魔法少女とは何者なのだろうか?
憶測と欲望が蔓延し、主人公は村の境を越境してしまう。その先に見たものは……。
ジャンルはホラーというべきか。魔法少女という本来かわいらしい存在が久地加夜子さんの手腕により別の存在へと変貌した。
魔法少女という存在がどう村と主人公に関わっているのか。
主人公の欲望が運命を変貌させる。
じわじわと忍び寄る恐怖とエロス。まさに禁止事項に追いやりたい魔法少女は読み応え十分だ。

 

「おばあちゃんだけには強いおしゃれ店長」(鈴木真吾)
評論風作品。
フィクションのはずなのだが、テクで鈴木氏得意の方向に持っていきそれらしく読ませている。
専門用語が多岐に出てくるのだが、勿論フィクションでありまともに読んではダメだ。
真面目な風に見せているが、よくよく読むとコミカルである。
そんなバランスを楽しんでみるといい。

「新馬場のマザーコンピュータが大暴走!!」(クロフネ三世)
新馬場小説。その名の通り、新馬場(東京都品川区 京浜急行で各駅停車に乗車し、品川から蒲田方面へ二つ目の駅)が舞台。
新馬場に実際にある店や神社などを出した。それ故、新馬場のことを知らないとネタが分からない部分が散見される。まずは新馬場のことを調べてから読むといいかもしれない。
Wikipedia東海道品川宿新馬場商店街
新馬場にこれほど焦点を当てた小説がかつてあっただろうか?
多分、同人誌では初めてだろう。
新馬場のファンはもちろん、新馬場がどこにあるかも知らなかった人にも読んでもらいたい。
これであなたも新馬場の虜に!

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